Frich(フリッチ)公式ブログ

支えあいに特化したコミュニティプラットフォームを提供しています。 東京都の東京金融賞2…

Frich(フリッチ)公式ブログ

支えあいに特化したコミュニティプラットフォームを提供しています。 東京都の東京金融賞2019金融イノベーション部門で第1位、神戸市等が主催する「SDGs CHALLENGE」での採択や、「世界を変えるスタートアップ大賞」(日経トレンディ)に選出されるなど大きな注目をあびています。

マガジン

  • 共済のプロ 可児先生に訊く

    • 7本

    近年、福利厚生の施策として共済会が見直されています。 長年共済会を研究してこられた共済会のエキスパート、千葉商科大学教授で株式会社労務研究所 代表取締役の可児先生にお話を訊きます。

  • 予防による割引

    Frichでは、グループメンバーにアクシデントが無ければ、翌月の支払いが割引になります。その仕組みを解説します。

  • 用語集

    Frichでは、保険業界特有の用語を使う場合があります。こちらでは、そうした専門用語の解説しています。

  • 友だちの招待とグループ

    Frich最大の特徴は、友だち同士でグループをつくることで、アクシデントの予防を図りつつ、アクシデントが無ければ翌月の支払いが割引になるというメリットがえられることです。この仕組みについて解説します。

  • 透明性へのこだわり

    Frichでは、加入者が支払ったお金の使途を明らかにしています。

記事一覧

インシュアテックが発展途上国に与える影響

金銭的なリスクを商業的に分配するという概念は、少なくとも古代メソポタミア時代から存在していました。紀元前1750年のハムラビ法典では、商船が海で遭難した場合の費用を…

3階建ての給付なんてあるの?実はめちゃ手厚い共済会。今回はその財政課題について。

――今回は会費支出が収入を上回り、共済会収支が悪化し財政が逼迫している共済会の課題解決について2回に分けてうかがいます。 共済会の収支が悪化した原因は、共済会の…

保険の常識が変わる?ニッチな需要にも応える「インシュアテック」の世界

従来の保険商材ではカバーしきれなかった領域を補う新しい存在として、「インシュアテック」が注目されている。 インシュアテック(InsurTech)とは、保険(Insurance)とテク…

「保険ってサブスクでしょ?」に保険マンが感じる違和感の正体。

サブスクが全盛期を迎えている。 何を隠そうサブスクは私もかなりトライしてきた。月額制で毎月ワイン一杯無料、毎日コーヒー一杯無料、あげくは毎日おにぎり1つ無料なん…

生活困窮者急増でベーシックインカム導入か。社会保障のイノベーション。

いまベーシックインカムが議論されている。 世間で良く言われることだが、日本人は公的保障によって実に手厚く守られている。以下の表をご覧いただきたい。これは週刊 東…

オリンピックでも投資の神様バフェットは守りに。潤沢な手元資金の正体。

投資の神様が警戒感を強めている。 日本経済新聞社の記事によれば、手元資金を積み上げているというのだ。 バフェット氏については、投資哲学やスタンス、購入している銘…

インシュアテックが発展途上国に与える影響

インシュアテックが発展途上国に与える影響

金銭的なリスクを商業的に分配するという概念は、少なくとも古代メソポタミア時代から存在していました。紀元前1750年のハムラビ法典では、商船が海で遭難した場合の費用を補償する規定が設けられていました。このように保険は世界で最も長い歴史を持ち、最も変化の少ない産業の一つです。

9つの技術的進歩Deloitte社は、保険業界で起こっている市場構造の破壊的変化を評価するために、最も重要な9つの技術的進歩

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3階建ての給付なんてあるの?実はめちゃ手厚い共済会。今回はその財政課題について。

3階建ての給付なんてあるの?実はめちゃ手厚い共済会。今回はその財政課題について。

――今回は会費支出が収入を上回り、共済会収支が悪化し財政が逼迫している共済会の課題解決について2回に分けてうかがいます。

共済会の収支が悪化した原因は、共済会の会員属性の変化に対して給付内容のミスマッチが放置されたことです。企業や自治体を母体とする共済会・職員互助会では、発足した当時と比べて会員の平均年齢は上昇しています。

――そうですね。定年が延長される一方で、少子化で若手社員の数も減ってま

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保険の常識が変わる?ニッチな需要にも応える「インシュアテック」の世界

保険の常識が変わる?ニッチな需要にも応える「インシュアテック」の世界

従来の保険商材ではカバーしきれなかった領域を補う新しい存在として、「インシュアテック」が注目されている。

インシュアテック(InsurTech)とは、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語である。

経済産業省が2017年5月に発表した「​FinTech ビジョン」では保険分野のフィンテックと銘打たれており、IoT、AI、ビッグデータなど、従来の保険の

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「保険ってサブスクでしょ?」に保険マンが感じる違和感の正体。

「保険ってサブスクでしょ?」に保険マンが感じる違和感の正体。

サブスクが全盛期を迎えている。

何を隠そうサブスクは私もかなりトライしてきた。月額制で毎月ワイン一杯無料、毎日コーヒー一杯無料、あげくは毎日おにぎり1つ無料なんてのもやった。言うまでもなく、毎日おにぎり1つ無料は界隈で激しくバズった。

「原価一定」で収益が際限なく拡大するサブスクは数式との相性が良いため、関係者への説明のし易さとも相まって流行すべくして流行している。

さて、ビジネスモデルだけ

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生活困窮者急増でベーシックインカム導入か。社会保障のイノベーション。

生活困窮者急増でベーシックインカム導入か。社会保障のイノベーション。

いまベーシックインカムが議論されている。

世間で良く言われることだが、日本人は公的保障によって実に手厚く守られている。以下の表をご覧いただきたい。これは週刊 東洋経済(2018.11.24号)で掲載された公的保障と民間保険の表なのだが、公的保障の充実度合いがわかっていただけるだろうか。ヒト系の保障は特に充実している。

またこれ以外にも、高額療養費制度(1か月の医療費が一定額以下になる制度。正確

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オリンピックでも投資の神様バフェットは守りに。潤沢な手元資金の正体。

オリンピックでも投資の神様バフェットは守りに。潤沢な手元資金の正体。

投資の神様が警戒感を強めている。
日本経済新聞社の記事によれば、手元資金を積み上げているというのだ。

バフェット氏については、投資哲学やスタンス、購入している銘柄などを数多くの書籍・ニュースで紹介している。今後の経済情勢等に関する見立てについては是非そちらを参照して欲しいが、まっさらな状態でバフェット氏を見つめ直すと、素朴な疑問が1つわく。

「バフェット氏が投資するお金は一体どうやって集めてい

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